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認知症をわずらい施設に入っている母方の伯母がいるのですが
その伯母の施設からある日電話があり
ちょっと精神安定の薬が合わなかったらしく奇行が見られるという事で
その施設と連携している病院へ行きました。

身元引受人になっている我が家では施設のほうへは毎月行くのですが
係り付けの病院へ行くのは初めてで
これまでは施設の方が連れて行ってくれていました。

わたし自身はこれまで病院へ行くことがなく
父が亡くなる前に数週間入院していた時と
母ががんの手術をして入院・そして通院に付き添っていく位なので
病院内を見る事もほとんどなく
父母がお世話になっている県の中央病院に行く機会しかなかったのですが
今回行った病院は個人の開業医で比較的新しくできた病院のようでした。

入ってみて驚いたのが診察室やトイレなどの表示がわかりやすく
絵付きで書いてあった事で
お堅い県の病院などの雰囲気とは違い
柔らかでほのぼのとした雰囲気がありました。

そして伯母はどうしているのか受付で聞いてみると
「向こうにベットがあるのでそちらで休んでいます。」
と言われたので
初めての病院内をうろうろしてましたが
途中の廊下に
5M、4M、3M、2M、1M、0M
と書かれていて
これは何かな??
と不思議に思いました。

0M部分には何もなく
この地点に何があるのかなと思いながら
伯母の施設の人がいたので挨拶をし
ベットに横たわっている伯母を確認して
状況を説明してもらいました。

伯母の容体は薬が強かったらしく
ちょっと痙攣などを起こしおかしな行動があるという事で
今は点滴を使いくするを抜いている所だという事と
ちょっと粗相をしてしまい、替えの下着などが必要であるため
施設の方はそれを取りにいったん戻らないといけないという事と
その間に伯母が何かおかしな行動をしてはいけないので
それを見ていてほしいという事で
わたしたち家族が呼ばれたという事でした。

それで施設の人がいったん戻り
伯母の様子を見ていると本人は寝ている状態だったのですが
たまにもにょもにょと何かを言い始め
よく聞いていると童謡の歌詞のようなものだとわかり
そのままにしてるとだんだんそれが大きくなり
ついにはそこで寝ながら歌っていました。

幸い周りには人がほぼおらず
そのまま歌わせておくと
看護婦さんが一人来て
例の0M付近へと行き
そこの物陰から機械を出したのですが
それが視力検査につかうあの機械で
5Mの所にはおじいさんが立っていて
視力検査を受けていました。

普通の廊下だと思っていたのですが
こんな風に使っていたのだと
限りあるスペースを上手に使っていることに納得。
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わたしの母が昭和13年生まれで
その母がまだ小さかった頃の話なので
ホントなのかちょっと疑わしいと思うのですが
母の父(わたしから見て祖父)にたまに遊びに来るお客さんがいて
それを母たちは黒石の殿様と言っていたそうです。

祖父がそう言ったからだと思うのですが
母のうちはとても貧乏で
戦争が終わった直後の頃だと思いますが
家には畳がなく板の間にゴザを敷いているような生活だったそうですが
そこにたまに祖父を訪ねて来ていたそうで
とても貧乏そうな汚い服を着て家に来ていたそうです。

それでいつも母が言うのは
母の母(わたしの祖母)は浜稼ぎという
漁船から魚を下すお手伝いのようなことをしていたそうで
貧乏ながら魚には不自由しない生活で
その魚をいつも食べていたそうなのですが
遊びに来た殿様が魚を焼いていると
ちょっとずつその身をほじって摘まんでいて
最後には丸々1匹をつまみ食いしてしまった。
という話をよくします。

それで黒石の殿様は貧乏でうちに来て魚をほじくって食べてしまった。
と昔から話してましたが
もちろん戦争の頃には殿様などいなく
子孫の方がいたとしてもそんなに貧乏な思いをされるとは思わないので
あだ名が黒石の殿様でそれを子供の頃聞いた母たちは
本物として今まで覚えているのかな?考えたりしています。
ただ母は5人姉妹の3番目でおそらく母姉妹はずっとほんとの殿様だと
思っているんじゃないかな。

真実はわからないですが
我が家に伝わる黒石の殿様の話です。
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